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家づくり初心者講座Lecture

工事編

2013.02.26

地鎮祭までの工事


いよいよ、これから着工です。注文住宅を建てる前の工事には、解体工事や地盤改良工事、地縄張り(じなわばり)があります。その後、「注文住宅が無事完成しますように」と祈願する地鎮祭(じちんさい)が行われます。


解体工事

注文住宅に建て替えるときは、ますは既存の家を解体しなくてはなりません。(更地に建てる場合は必要ありません。)専門の解体業者さんによって行われます。特に床面積が80㎡を超える場合は、各都道府県に登録されている解体業者さんでなければ施工できないと建設リサイクル法で定められています。解体工事にかかる期間は、大きさや工法にもよりますが1~2週間程度です。解体工事を実施する際の役所への書類提出などの手続きは、解体業者さんがお施主様に代わって行ってくれます。

また建て替えの場合、工事をしている間の住まいを確保しなくてはなりません。引越しは、工事の前と後で2回必要になります。荷造りは、仮住まいで使用するものと新しい家に引越ししてから使用するものと分けると良いでしょう。仮住まいの家は、引越しの手間や工事を見学に行くことなどを考えると新しい家の近くにすると便利です。

 

地盤改良工事

地盤改良工事は通常、土地の購入の決済後に行います。地盤がしっかりしていなければ、地震に耐え、長期にわたって安心して過ごすことはできません。雨漏り、外壁・内装のひび割れ、床の傾き、ドア・窓の建て付け、結露やカビの発生などは、場所によって地盤が異なる沈み方をする「不同沈下」という地盤沈下が原因の可能性があります。

主な地盤改良工事の方法と費用の目安
表層改良工法
地表面から深さ2メートル以内までの土に、コンクリートなどを混ぜ合わせ改良します。
費用:100,000 ~ 500,000 円 程度
柱状改良工法
地表面から深さ2~8メートルぐらいまで地盤に対して、柱状にコンクリートなどを流し込み改良します。
費用:400,000 ~ 1,500,000 円 程度
鋼管杭工法
深くまで堀り進めないと地盤が緩い場合に、鋼製の杭を地中の強い地盤に打ち込むことで改良します。
費用:1,00,000 ~ 3,000,000 円 程度

詳しくは、依頼会社さんに相談をお願いいたします。

 

地縄張り(じなわばり)

地縄張りとは、建物の大きさの把握や部屋割りをするために敷地に縄を張り、地面にしるしをつける作業です。図面と見比べながら、境界杭の位置や敷地境界線と建物の間隔、配置を確認します。

実際に建物を建てる際には隣地との問題が非常に多いので、境界(隣地との境)はとても重要です。今後の良好なご近所付き合いのためにも、隣地の日照やプライバシーなどへの配慮する気持ちもあると良いでしょう。

建物基準となる高さも同時に確認します。高さは、現敷地の平均の土地の高さ(平均地盤面)から取ることが多く、これをもとにこれから建築する各種高さ(基礎の高さ、土台の高さ、各階の高さなど)が決まっていきます。建物基準となる高さの上げ下げによって、玄関入り口の階段の段数が増えたり、雨水やゴミ等が建物側に流れやすくなることもあるので注意が必要です。地縄張り確認は基本的に、お施主様・依頼会社さん・現場監督さん・施工業者さんで行います。

 

地鎮祭(じちんさい)

地鎮祭とは、地縄張り後に行う儀式で、土地を清め、工事の安全を祈り、注文住宅が無事完成することを祈願します。手配は、家を建てる近くの神社に行き、神主さんに依頼します。多くは「神式」行われますが、中には「仏式」「キリスト教式」で行うお施主様もいます。地鎮祭の手配を、依頼会社さんにお願いできることもありますので、まずは相談すると良いでしょう。この日に、工事のスケジュールを説明されることもあります。

地鎮祭の歴史

地鎮祭は、1300年以上も昔から行われていたと推測されています。古くは、“日本書紀”の中に、西暦690年頃の持統天皇の時代、藤原京をつくる際に“鎮め祭らしむ儀式”を行ったとの記載があります。しかし、地鎮祭が儀式として実際に広まったのは、江戸時代後半になってからのようです。

 

地鎮祭を自分で手配する場合

1.地鎮祭の日取りを決める
地鎮祭の日取りは、「仏滅」などを避け「大安」が一番良いですが、「友引」、「先勝」の午前中、「先負」の午後でも問題ありません。工事の予定や神社のスケジュールもあるので、事前に依頼会社さんや施工業者さんと打ち合わせをして複数の候補を考えます。
2.神社への手配
建築着工の多い時期や吉日が休日と重なる場合は、評判の良い神社に依頼が集中することがあります。地鎮祭の1ヶ月ぐらい前には、神社に連絡をして予定を決めます。1週間前になったら、建築場所、お施主様や施工業者さん・設計者さんの氏名、参加人数などを確定して神社に伝えます。そうすると神社では、儀式で使用する玉串(サカキの枝)の用意、祝詞の中で設計者名・施工者名を奏上する準備をします。
3.当日の進行
当日行うことは、しめ縄や青竹の準備や飾り付け、神主さんの送り迎え、また雨が降ったときはテントの用意などがあります。祭場の設営は、注文住宅を建てる場所の周囲にしめ縄を張り、シデと呼ばれる稲妻型の白い紙を四角形に張った縄の1辺に4個ずつ付けます。中央には祭壇を設け、米・塩・酒と山の幸3種、海の幸3種をお供えします。
地鎮祭は、『刈初めの儀(かりぞめのぎ)』 『穿初めの儀(うがちぞめのぎ)』 『鎮物埋納の儀(しずめものまいのうのぎ)』の3つの儀式からなります。この中で、鋤(すき)、鍬(くわ)、鎌(かま)を使った所作をします。儀式で使用したり準備するものや料金は、神社や地域によっても異なり、お施主様や依頼会社さんが用意しなければならない場合があるので確認をしましょう。
4.地鎮祭の服装
あまりに派手な服装やだらしない服装でなければ、普段着ているような服装でもスーツでも構いません。夏場であれば、蚊がたくさんいることがよくありますので、虫除けスプレーなどを用意すると良いでしょう。また天候が雨だったり現場はぬかるんでいる場合は、長靴で出席しても問題はありません。
5.費用
神主さんへの謝礼は、2万円~6万円程度です。のし袋には「玉串料(たまぐしりょう)」あるいは「初穂料(はつほりょう)」と書き、式が終わった後に渡します。
職人さんへのご祝儀は通常、地鎮祭では出さず上棟式で出すことになっています。上棟式を行う予定がなければ、出した方が良いかも知れません。もし、出すのであれば金額の相場は、棟梁と現場監督さんに5千円~1万円、その他の方には3千円~5千円程度、のし袋の表書きは御祝儀とします。

 


住宅パートナー検索

イエルカムでは住宅パートナーの種類で検索ができます。

 

ハウスメーカー:

全国または複数の都道府県で展開する、いわゆる大手と呼ばれる住宅会社さんです。
自社で住宅の開発も行っており、品質に安定感があります。

 

ビルダー:

イエルカムでは「ハウスメーカー」と「工務店」の中間の分類として、「ビルダー」を設けています。双方の強みを取り入れており、地域によってはハウスメーカー並みの知名度を持つ住宅会社さんもあります。

 

工務店:

地域密着型で、その土地の気候や地盤に詳しく風土にあった提案をしてくれます。建てた後のメンテナンスや細かいアフターフォローが魅力です。

 

設計事務所・
建築家:

こだわりや趣味を生かした個性的な注文住宅を建てたい、じっくりと設計してもらいたいという方にお勧めです。

 

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